人間国宝 能楽師 梅若玄祥 昼食座談会 が開催されました
展示された面(おもて)
手前の茶色い箱で 持ち運びされます
大切な大切なもの
まず、皆さんでお昼食をいただきます
80名、すぐご予約いただき、20名ほどのかたがご参加できなかったとか・・
申し訳ないです
梅の季節に 梅の地で 梅若先生が 紅天女を舞う・・
梅がポイント
岩惣さんの特別な会席を
左から 揚げ物 海老春筍しんじょ挟み揚げ
真ん中は お口取 川エビの艶煮や瓢箪の形に抜いたチーズ風味の卵焼き などなど
右は お造り 鯛の昆布締め 梅の形に抜かれた大根
ついついお写真撮っちゃった
やっぱり 宮島・・鹿ですね
雲丹茶碗寿司 と 梅花乾酪豆腐
おじゃこと煎り菜ごはん
最中あいす、因島八朔、小倉杏仁
梅若玄祥先生
昨年、人間国宝に認定されたのですが、腰の低さは相変わらずです
普通は天才のかたって 説明が下手でいらしたりするでしょう??
玄祥先生は違います・・お能は天才的、そして 説明もわかりやすくお上手なんです
10歳まではおじい様に 遊びのようなお稽古を毎日つけていただき、とても楽しかったこと
その後は30歳まで お父様に理論立てて 細かいところも折り目正しく教えていただき、血と肉となったこと
おじい様、お父様 どちらも 大切な師匠であったこと。
そんな話をわかりやすく 皆さんに伝えていらっしゃいました
玄祥先生との、
この日 見せていただいた面(おもて)
右は川口晃平先生(玄祥先生のお弟子さんでいらっしゃいます)
これが 翌日、紅天女で使用されるお衣裳
「お能は ゆっくりゆっくり動くよねえ、一時間たっても同じ場所にいる?ってくらいよねえ、
と よく言われますが、
違います
かなり高く飛ぶことも、急ぎ動くことも可能です
それができないと ゆるやかな動きはできません
どちらも出来て 能楽師なんです」
普段の鍛錬がいかにすさまじいかを想像させる言葉がいくつも飛び出るあっというまの1時間半
「面をつけて 立っている時、
ぼ~っと立っていると思ったら大間違い、
内面で動いているんです、精神の部分で 大きな様々な表現をしているんですよ」
翌日の”紅天女”の舞台を拝見し、
きっとこれらの先生の言葉を思い出したかたも多かったのでは