草喰なかひがし 続

重陽の節句を草喰なかひがしさんで過ごしました→

お食事の続きです



お野菜の炊き合わせ

ずいき 小茄子 キノコ そして、揚げた小芋が乗ってます

蓮根の穴に小豆を詰めて煮含めた「小倉蓮根」



今や貴重な天然うなぎの白焼き

うなぎの右にあるみかんのペーストは苦味が効き、大根おろしと山椒をつけて

ぱくっといただきます



酢の物は

そうめん南瓜にモロヘイヤを合えたもの、ミョウガの紫蘇漬け、

すべて混ぜて



蓋を開けると・・
焼いた松茸
松茸とからすみ、とっても合います
松茸ぜいたくご飯~



ご飯の友 三種

左は 万願寺唐辛子の煮びたし

真ん中 湯葉の胡麻和え

右は お漬物5種


なかひがしさんと言えば、美味しく炭火で焼いた うるめ

この美味しさは表現できない・・ホントに美味しいのです



白米を少しいただいた後、

番茶でお茶漬け






デザートは はちみつ漬けのまくわうり、ぶどう、ほうずきとまと、

蜜柑のゼリーの上に 抹茶豆乳アイス ブルーベリージャム




金平糖

黄色いものは 蘇(そ)

牛乳を煮詰めて作ります 

人と周囲の自然がもっと今より近かった頃をふと思い起こすお料理、

自然の恵みに感謝しながら、

現代的な表情も見せる、

特別なお食事をいただけるお店です

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重陽の節句~草喰なかひがし~

摘草料理の 草喰なかひがし さんへ

12席のカウンターとお二階がありますが、いつも予約はなかなか取れないお店です

朱色のおくどさんは 味わい深く、

カウンターに着席すると料理人さんのかすかな緊張感を感じつつ、

お料理が進むにつれ、だんだん 空気も緩やかになっていく、

時間の変化を大切にしたいお食事です




ほおずきの中には 青いぎんなんに挟んだ味噌漬けの黄身、

川エビ、摘み草に見立てたいんげん、先が紫の花オクラの中にはオクラの味噌和え、

手前はトウモロコシの寒天よせ、さんまの燻製、ガラスの器はいちじくの和え物


中東さんが饒舌に解説してくださり、そのまま書くと とっても面白いブログ間違いなしなのですが
失念・・いつも・・
お恥ずかしい



江戸時代、キュウリは 黄色でした

そして、炊いていただくものだったそう

その名残で、この日は 菊棚に見立てた市松の器に 冬瓜を炊いたものをいただきました

上に乗っているのは ミニミニきゅうり、

黄色が 重陽の節句の菊を思い起こさせてる黄色


今回は 白みそではなく、合わせみそです~

焼きナスのお椀

ミョウガの香が高く、聞いてます

緑は・・名前 失念・・草です・・中東さんが今朝摘んだ草


これが、びっくりするほど美味しかった、鮎のひらき

頭から しっぽまで 全部いただけます・・この美味しさ、どう表現して良いのか

右は伏見とうがらしの大きなものに トマトを炊いたものが入っています

トマトの味がびっくりするほど濃い、お箸ですくえるトマトソース




ほんの一口いただくアルデンテご飯




鯉・・身、皮、うろこ すべて使ってあります

かたばみは ちょっと酸味がありますよ

カボスに見えるものは 蜜柑、最後に 皮をむいていただきます

ミョウガの花、草、山椒の色づいた葉(左下)など、

向こう側にある泡の醤油で すべて混ぜていただきます


すっぽんの炊いたもの

にこごりは しょうがが効いて ピリリ

大正時代の器、スーパームーンを愛でます



早いですねえ むかごが乗ってます

ぬれ寿司を合えたもの

おもちゃかぼちゃに入って 紫蘇が効いてますよ

山梨のデザートワインに近い風味の甘いナイアガラが供されます


後半、続きます~



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今年最後のしんこ~北浜 寿司 れんげ~

大阪・北浜のれんげ  さんで フラッと誘われお寿司



きっと 今年、最後のしんこ

コハダの赤ちゃんで、もう 成長しているので 2枚づけ

6月のはしりの頃は まだまだ、小さいので4枚づけだったりするんですよ


しんこは 一番好きなお寿司のネタです


4~5センチがシンコ

7~10センチがコハダ

13センチくらいはナカズミ

15センチ以上が コノシロで 立派な大人


出世魚なんですね

しんこは お店によって ホントに味が違いますし、

とても面倒な仕込が必要なので 置いてないお店も多いです



そして、

秋のさんまを焼いてもらいました

脂がのって 香ばしくて 美味しい


今日は 重陽の節句、

旧暦では菊が咲くころなので 菊の節句とも呼ばれますね

菊の花びらを浮かべた日本酒をいただきます





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9月のお料理教室

月に一度のお料理教室は 我が家の食卓のカナメです

もう、通ってどれくらいになるのかな

メニューを知らないまま、レッスンにうかがうスタイルなんですよ

先生はもう60代、生き方そのまま お手本にしたいかた

で・・今日、うかがってみたら、今月は おうち中華風献立でした



牛蒡の中華サラダ
牛蒡・にんじん・糸こんにゃくを豆板醤をいれ甘辛く炒め、冷ます
それに、ミョウガやカブ、サラダ水菜などを和え 栄養たっぷりに




海老の生姜ニンニク炒め
海鮮なら 何でもあいそう
生姜、ニンニク、長ネギ、唐辛子 香り高い一品です




これは 洋風になりますね
蛸とジャガイモ アイオリ楓ソース

具材をごろごろとお皿に乗っけて、グリーンはインゲンとセロリ、

赤は トマト

ソースは ニンニク、卵黄、オリーブオイル、塩などで 見た目緩めのマヨネーズ楓、

でも、ニンニク効いて スペイン料理をほうふつとさせます





ブロッコリーとエリンギのペペロンチーノ楓
そう、イタリアンのお味に近いですね
ニンニク、唐辛子のほかに 隠し味で 美味しいベーコン
雑談で ベーコンの美味しい作り方の話があったり、
体に優しい、地球に優しい、
でも 無理しすぎない、ストイックになりすぎないお教室なんですよ




今日のメイン包子(パオズ)です

あんは 豚バラ セロリ 長ネギ 春雨 などを生姜、しょうゆ、オイスターソースで味付けしたもの

551より さっぱりして食べやすい豚まんです

漂白してある薄力粉をさけ、地粉を使っているので、表面が褐色

一見、黒砂糖のお菓子のようですが、豚まんの生地が茶色、と思ってくださいませ

で・・当然、これ、自分で 包みます

551蓬莱のあのガラス張りの窓から見える店員さんの包んでる姿を思い出そうとします

なかなか浮かばないけれど

コツは トップを持つ手は動かさず、下からホールドしている手を動かしていくこと・・・らしい・・・

まだ、確実な習得をしておりません

今月、この豚まん月間になりそうな気配の我が家

開けてみたら、こ~んな感じ

シンプルに豚肉の美味しさが伝わってきます

椎茸など入れても美味しそう 




リンゴとレーズンの蒸しパンを スプーンですくって
デザートに


ブロッコリーの炒めなんて よくあるお料理だけれど、
下ゆでの火の通し方のコツ、時間、
歯ごたえの残し方を教えてもらったり
丁寧な時間です









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高槻でお見守り保育付レッスンはいかが

たんぽぽ着物教室 けいです
こちらのブログは 日記形式・・今、レッスンのことはほとんど触れません
でも
子連れママさんにぜひ お知らせしたくて、今日はレッスンの告知です



10月第一、第三金曜 午前


JR高槻駅から徒歩10分


カルチャースタジオ おててくらぶさん


にて、


お見守り保育付


着付け教室を開催します


全7回、名古屋帯(一重太鼓)まで結べるようになる、1回90分のお教室


ご欠席の際は 次回にプチおさらい会を設け、レッスンに遅れることがないよう

工夫していますよ


詳細は こちら→


スタッフのEmiさんが とても丁寧に わかりやすく 語ってくださっています


ご質問などおありでしたら、このブログの個人メッセージから ぜひどうぞ


ご参加、お待ちしております






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アツい厚い牛たん~みちのくグルメ~

最終日のランチは 牛たん屋さんへ

カウンターの席は 目の前で焼く様子を見ることが

なかなか家ではできない、この豪快な炭火焼き



牛たんの中でも 柔らかい部分「芯たん」を厚切りにした、

極厚芯たん定食

ゴクアツです

牛たん本来の歯ごたえを残しつつも 柔らかく食べられる芯たん、

程よい塩味で 肉汁がすごいんです

お連れくださった地元のかたが

「熱いうちに食べるのがコツだよ これだけの分厚さだから、冷めると固く感じちゃう」

あっという間に食べてしまうワタクシ・・

麦飯、

コロコロのお肉も入ったテールスープ(お葱たっぷりの好みのお味、おだし良く出てました)、

お漬物

お昼には 申し訳ないくらいのボリューム・・でも、完食できちゃいます



オススメのサイドメニューを頼んでくださいました

言葉通り、とても柔らかく、甘みを抑えてあるので食べやすい、

牛たんやわらか煮


牛たん入りつくね

温泉卵を溶いて、それに つくねをつけて いただきます~

細かい牛たんが入っているつくねは とてもボリュームがあって、

この串で ぱくぱく食べるには 大きすぎるくらい

串から外さないと 卵がつけにくいくらいの 重量感

炭火で焼く香ばしい美味しさ、牛たんのこりこりの美味しさ、

地元のかたのおすすめは 当たりばかりでありがたいです

太平洋戦争後 仙台にGHQが進駐。

その際、大量に在駐米軍が残したタンとテールを有効活用しようと、

1948年 牛たん焼きの専門店を開業したことが「仙台牛たん」のはじまりだそう


お土産にいただいたことはあったのですが、

地元グルメは地元でいただく

その楽しみと美味しさは格別ですね




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づんだ か ずんだ か〜みちのくスイーツ〜

”ずんだ餅”は 仙台では お盆の食卓にも上がる郷土料理
きっと 夏の疲れを 枝豆の持つエネルギーで補っていたんでしょうね
その ”ずんだ”の語源
豆をつぶす行為の「豆打」(ずだ)が ”ずんだ”に訛り 一般化した というものと
「陣太刀」が変化し ”ずんだ”になったというもの
そして、
「甚太」さんという人が作ったから”ずんだ”になった
諸説残っているようです



さて、こちらは・・
130年の老舗 村上屋餅店 さんの ”づんだ餅”
”ずんだ餅”発祥のお店と言われています
こちらのお店では ”づんだ”よ
ね、ちょっと 訛ってる感じが とてもナイスでしょ

出来立てをお持ちいただいて、くださったかたに感謝

”餅店”と銘打っているだけあって、とにかく この柔らかな、でもこしのある、もち米の味の濃いお餅に出会えるだけで

感動してしまいますよ~

そのお餅に負けない、なめらかな”づんだ”に驚きです

今まで食べた”ずんだ餅”は 枝豆の食感が残り、ざらっとした感じがウリのお品だったのですが、

こちらは まったく違い、

さらっとした舌触り、それくらい 枝豆がきめ細やかになってます

まろやかな”づんだ”が まろやかなお餅を包んでいるんです

枝豆もみずみずしい、お餅もみずみずしい、

いただくと 素材への丁寧なこだわりが

優しい甘さになって 口にふわっと 伝わってくるんです

で・・これも 新幹線で私のお腹に入ったのでした



イートインもできるそう

日頃、キモノを作ってくださる素敵な職人さんにお出会いしていますが、

同じ”こだわり素敵職人さんのかおり”を感じる ”づんだ餅”でした


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ankoyaさんのこどらちゃん~みちのくスイーツ~

仙台のかたがわざわざ買って来てくださった、ankoyaさんの”こどら”
小さい四角いどら焼き、大人気だそう
手の平にちょこんと乗る大きさです



仙台で評判のどら焼き、

自家製あんこで ずっしりした質感だけど 甘すぎない

生地も甘すぎず、食べやすい~




こちら、バターどら
バターを挟んであるんです
甘すぎない、食べやすいどら焼きに バターの塩気がたまらない美味しさ



見えますか、真ん中に うっすら透明なお餅・・もちどらです

お餅といっても びよ~んとのびるお餅ではありません

熊本銘菓の陣太鼓のお餅風、と言えばいいかしら

求肥のお餅ですね
甘すぎず小豆の香りがする餡に お餅が合い、しっとりと食べやすいどら焼きになっています


ラップでくるんでお箱に入っているので、

生地と餡がしっとりまとまる”こどら”ちゃん
仙台の新しいお顔になってます


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ふたつのがんづき~みちのくスイーツ~

みちのく仙台、
このお菓子を語ってもらうと
「ガンヅギ」と鼻にかかったような”んヅ”を聞くことが出来ますよ
地元で親しまれているお菓子「がんづき」
それが・・なんと、二種類あるんです



一つは こちら

上に乗っているのは くるみです

「あら・・でしたら、上に小豆が乗っている、水無月みたいなのもあるんですか?」

「そういえば、ないねえ~くるみだけだよ」

一口いただくと・・「少ししょっぱい外郎(ういろう)」みたいな感じ

弾力があるねっとりした食感です

ネットで調べて見たら、

小麦粉・くるみ・上白糖・塩が定番のようですが、
東北素人の私がいただくと「味噌」の風味を感じました

少しでお腹いっぱいになります


そして、

こちらが もう一種類の「がんづき」

黒砂糖の蒸しパンのようですが、

もっと弾力があって 懐かしい甘さを出してます


仙台の素朴なお菓子、

日持ちがしないのが 素材を活かして作っている証拠

嬉しいおやつです




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防災の日~東日本大震災~

9月1日、今日は防災の日ですね

8月の末に 仕事で宮城県仙台に呼んでいただきました

最終日、最も被害が大きかった閖上地区に

閖上地区は 仙台市の南東。
太平洋沿いにありますが、仙台市との近さに驚きました。
普通に立っていても遠くに仙台市が見えるのです。
それくらい ここは平らな場所、津波が来たら ひとたまりもないことが想像できます。
仙台名物笹かまぼこのルーツともいえる、佐々直  さんの本社跡。
本社と主要工場が津波で流されました。


周りが更地となった後でも 今ではシンボルのように 残っています。
佐々直さんの再建への決断は テレビでも何度も取り上げられたように

とても早いものだったそう。

二週間後、業務再開を決断。

4月25日の新幹線復旧に合わせて、ラインを整え、震災前の味を再現し、

早い一歩を踏み出されました。


と 記していて、

「こんな簡単なものじゃなかったのに、さらっと書いてしまった」と思っている私がいます。

被災地を見て

言葉が出ないくらいに たくさんのことが想像できるから。



東日本大震災慰霊碑

閖上地区で亡くなったお名前があります。

悲しくて、「逃げられたはず」ついつい 出てしまいそうになるその言葉・・

じゃあ、自分だとちゃんと対処できたのか??自信はありません。

信号が停電しているから 車で逃げようがない、

徒歩で一度逃げて、もう大丈夫かなと帰宅してしまう、

安全なはずの公民館では 津波を避けられなかった、

そして、ご高齢のかたは移動するだけでも大変。

何より 皆さん きっと ご家族のことや心配されて 動くのを躊躇されたのだと思うのです。



日和山は6メートルほどの高台、そこにある神社。

新しい手すりが ここに訪れる人の多さを物語ります。

震災前は このあたりにも多くの民家がありました。

今は 住んではいけない危険地域に指定されています。

大きな観光バスで来ている団体さんとすれ違いました。

人数は減ったものの、今でも 訪れる人は絶えません。

子ども達が気軽に遊びに来られるよう解放している子どもの家。

外壁が 当たり一面のグレーの空間をぱっと明るくしてくれます。

そして、

雑草・・強い!
雑草の緑が 悲しみの跡を隠していました。 

この宮城の旅で見た海は穏やかで 美しくて。

仙台駅前のホテルの窓からだって見えるくらいに近いのです。

鹿児島でずっと身近に海があった私には 北と南とはいえ、通じるものを感じ、

自然の驚異と震災の悲しみに無言になってしまいます。

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