10月27日、京都国立博物館で お友達Tさんとお待ち合わせ
キモノ雑誌 美しいキモノさん主催の
「京へのいざない」展 特別鑑賞会に参加するためです
総勢100名のキモノ美人さんが集まると聞いて なにを着ようかしらと悩み・・
金の分量を程よく少な目にしたい、
きらびやかなかたが多い華やかな席ですから 目の保養はきっと十分、
私は控えめにしようかしらん・・と
こちら、
一文さんの分銅小紋 分銅の脇に赤や黄色の玉の模様があり、それがいかにも手描きっぽくて可愛らしい
織悦さんの紅葉袋帯 Aお姉さまに わけていただいたもの
帯揚げは 弓月さん、ピンクグレーに金彩の蔦
帯締めは 道明さん、藤壷
京都国立博物館に新しくできた「平成知新館」の休館日に のんびり 「京へのいざない展」を一時間ほど鑑賞し
(素晴らしかったです 仏像、豊臣秀吉ゆかりの品々、長谷川等伯、狩野派・・ここで 語ると一時間はかかる・・くらいに素晴らしい作品の数々、今、お隣の鳥獣戯画展が人気で並んでいますが、ぜひ こちらの知新館もどうぞ)
ハイアットリージェンシー京都の BALL ROOMへ
鮪あぶり焼き 蕪 西洋牛蒡のミルフィーユ仕立て
百合根ムースとベビーリーフサラダ添え
紫ずきんと北海いくらのサルサソース
大勢でいただくお食事は(今回、おそらく100数十名) 冷たいものを冷たく、温かいものを温かくお出しいただけるだけでも
きっと大変でしょうね
ありがたい
京丹波茸のクリームスープ
生ハムと栗 柚子風味のエチュベ添え
オーストラリア産ビーフテンダーロインの備長炭焼き
安納芋と万願寺とうがらし
ナチュラルソース
洋ナシのクーリーとパンナコッタ ベリーと共に
贅沢にも 笙の生演奏
女性の素晴らしい演奏家さんが(お名前失念・・すみません)
平安時代の男装で
吹いても 吸っても 同じ高さの音が出る世界で唯一の楽器です
音の広がりが 会場によっても違い、この場では この場唯一の音になる・・繊細な調べ
大好きな木村 孝先生、御年94歳でこの健やかな美しさ
キモノのお話をすると長くなってしまうわ~たった20分なんてと笑いを交えながら、
孫の様な年の私たちに ご自分の京都時代のお話や キモノの良さを語ってくださる
スパークリング、白、赤といただきました
オーストラリア産ですが、和食に合うようにと作られたワイン
面白いと感じたのは 赤・・滑らか、まろやか、タンニンがほぼないので、
普段白派の私でも 受け入れやすい
鶏料理は たいてい白でいただきますが、これなら 合いそう
赤の葡萄品種は主に4種、なるほどと思う、ユニークな組み合わせです
オーストラリアだけれど シラーは使っていないです~
心に残ったのは
十三参りで 振り返るな、の話
十三参りで 橋を渡った後、後ろを振り返らない・・その言い伝えは
心を揺らがすことをするな、ということではないかしらん、と
せっかく 親御さんの思い入れの深いキモノや小物で 自分が綺麗にしてもらっているのに
わざわざ、他の着飾っている人を見るようなことは野暮、
今の自分に満足し、感謝し、
他に心を 無駄に揺らすことなく まっすぐ前を見るということではないかしら、と
木村先生がおっしゃると 深い・・
私なんて、と変に謙虚になることなく 堂々と まっすぐ前を見る・・
素敵なことですね
この日、知っているかたにも お会いでき、
新しいお友達も でき、
嬉しいひと時でした