雨の日のきもの~シルック~

仕事の打ち合わせ、あいにくの雨でしたが、
先方から「ぜひ きもので」とわざわざメッセージをいただいていたので、
シルックでうかがいました
単衣(ひとえ)に仕立てたシルック、
シルクに似せたポリエステルでの生地、東レさんのお品です



帯まわりです

帯は 渋谷和子先生の着尺を名古屋帯に仕立てたもの

本来は きものになるはずだった反物が 帯になりました

染めの名古屋帯、という言い方になります~

呉服北浦さんでいただいたものです→

帯揚げは 弓月さんのカジュアルライン デニムどすさんより、
帯締めは 同じく弓月さん こちらは 正統派をモダンに仕上げたもの→



ちらっと見える長じゅばんも シルックから出された、夏物に近い薄手のものです

水色に笹が小さくちりばめてあります



リーガロイヤルホテルのラウンジは きもの姿の女性がサーブしてくださるので

とても心地よい和の空間です

菖蒲が美しい水辺の側での打ち合わせになりました

辻留さんのお弁当比べ~母の日特製弁当~

昨日、5月10日は母の日
JR京都伊勢丹で販売された辻留さんの”特製母の日弁当”をいただきました
辻留(つじとめ)さんは 裏千家出入り方として知られる茶懐石の専門店
京都店は出張料理のみ、東京の赤坂と 京都宝ヶ池プリンスの茶寮でいただくことができます
今日は JR京都伊勢丹さんで予約してあったものを いただきました


上が 一回り大きい”母の日特製弁当” 8000円+税
下が いつもの辻留さんのお弁当 5000円+税



白木の箱に 京都らしい料理の数々が 端正に盛り込まれています

こちらは いつもの辻留(つじとめ)さんのお弁当

小鯛木の芽寿司

出汁巻卵

鰆幽庵焼き

木耳(きくらげ)真蒸

三度豆(いんげんのことですね)胡麻浸し→右下 器に入ったものです

鯛一塩大根おろし和え三つ葉→左上 陶器に入ったものです

小芋旨煮空揚げ

青竹串刺(車海老、胡瓜、蒟蒻)

ふき旨煮

小茄子田楽

湯葉山椒焼

鱒南蛮漬

蓬麩(よもぎふ)旨煮

一寸豆塩ゆで(空豆のことですね)

身欠きにしん旨煮

がり生姜




こちらが 特製の母の日弁当

上のお弁当より 一回り大きいです

小鯛木の芽寿司

赤飯

青豆ごはん

穴子三つ葉入り出汁巻卵

油目付け焼き叩き木の芽(あぶらめ は アイナメ のことです)

湯葉山椒焼き

小芋旨煮空揚げ

鱒南蛮煮

生雲丹旨煮(右下の透明な器に入っています 生雲丹が出汁の風味だけで味付けされてました)

一寸豆塩ゆで(空豆のことです 上は2個、こちらは3個)

青竹結び串刺し(車海老、胡瓜、蒟蒻)
青竹結び串刺し(イカ雲丹焼、青唐、蓬麩)上の蓬麩の旨煮がこちらでは串刺しに。

小茄子田楽(間に田楽味噌がはさんであるので、食べやすい さすがです)

干し子火取り(左上の陶器に入ったものです さすが・・ちょっとお高いだけあって、干し子)

小鮎木の芽煮

湯葉旨煮柚子(わかりにくいですが、右上 透明な器に入っています)

奈良漬け

がり生姜


途中、味が濃いわあ ということもなく、

山椒 木の芽、柚子 などで 味わいを変えてあるので 飽きることもないのが

さりげなく さすがです

同じペースで もくもくと 美味しく完食できるお弁当

それって すごいことですよね



辻留さんのお弁当に欠かせないのが 添えられる食卓布

辻留さんのお名前入りです

左は 箸袋 「こうかく」 と読みます

北大路魯山人先生によって書かれたもの

「こうかく」は 総じて 野菜のあつものと肉のあつもの の意味

あつもの とは 熱いお吸い物のことです





食卓布 ひろげたら このお柄

慎み深く、謙虚な辻留さんの京都店を思い出します



いい母の日でした

雲模様の白大島


ニューオータニのフレンチ サクラで着た白大島

呉服北浦さん→  で いただきました

贅沢にも 白大島に

生地にしゃり感があり 夏を感じさせるかなあと思ったんです

上質な織り(雲模様を織って出すのは大変ですよねえ)なので
単衣では生地の傷みが心配・・・そこだけが気がかりで、袷のほうがよかったかしら、

と ふと思う事も

それくらい お気に入りで長く着たいと思っています




今回は帯も北浦さん
渋谷和子先生の小紋用の着尺を そのまま帯に仕立てていただきました
ホントの地色は 黄土色に近いかしら



帯揚げ 帯締めは 母よりもらったもの

京都の作家さんの作品だそうです

同志社出身のかた、だけ覚えてます



場所を変えたら もう少しキレイに写るかしら・・とロビーで こっそりパチリ




帰宅して 帯を外す際、撮りました
この色合いが 本来のものに近いです





間近で撮った 雲模様
織で柄を出しているのですから、素晴らしい技術ですよねえ


こいのぼりフェスタ1000~高槻~

子ども達の健やかな成長と健康を願って
今年も 大阪府高槻市・芥川桜堤公園で 鯉のぼりが1000匹、泳いでますよ~

吊るすお手伝いをさせていただきました

3月に鯉のぼりや吊るす金具などを修復、

針が使えるかたは針仕事、

体力自信あるかたは鯉のぼりの移動やワイヤー修理などなど

そして、4月 仕分けした鯉のぼりを重機と人の力で吊るします

川に入らなきゃいけないかたも多く、大変な作業

そして、お目見えしたたくさんの鯉のぼりは やっぱり圧巻です

みなさんが楽しんでくれていま~す



車から見ても これだけ ちゃんと見えるんですよ~




明日は 子どもの日

こちらは ホテルグランヴィア京都の兜です

説明書き、そのまま 転載↓↓↓


端午の節句

五節句の一つ。

もとは 月の端(はじめ)の午(うま)の日と言う意味で、

午(ご)は五(ご)に通じることから 五月五日だけをいうようになった。

古来より 邪気を祓い健康を祈願する日とされ、

菖蒲や蓬(よもぎ)を軒に吊るし、

粽(ちまき)や柏餅を食べる風習が今も残っている。

「菖蒲」と「尚武」(武道などを尊ぶこと)をかけて

近世以降は 男子の節句とされ、

鎧兜や武者人形を飾り鯉幟(こいのぼり)を立てて、男子の成長を祝う。

戦後は

「こどもの日」として 国民の祝日の一つとなっている。






こちらは ニューオータニ大阪の節句のお飾り

記載文を転載します↓↓↓


端午の節句

5月5日は元来「端午の節句」といい、

男子出産を祝う節句で、

奈良時代から 行われている古い行事です。

五月人形の飾りには、外飾り(こいのぼり)と内飾り(鎧、兜)があり、

鎧・兜は長い武家社会の中では非常に重要で、

男児の身を守り、

災いを防ぎ、

強く立派な男子となるように、との家族の願いが込められています。



同じお節句の説明文でもこれだけ異なるんですねえ

ホテルの意向も感じる気がしますね

他の行事でも 比べて見たくなります


サクラ ニューオータニ大阪フレンチ

連休中のニューオータニ大阪、
18階にあるフレンチです
この日はご家族連れが多く にぎやかな雰囲気


アミューズは ホタルイカのバジル添え、
低温熟成した豚肉をさっぱりと、
桜エビのソルトを添えたプチシュー 中にはマスカルポーネチーズ







この日、窓から見える大阪城ホールにて 

ジャニーズのニュースのコンサートが開催されていました

階下にはたくさんの女性たちが見えます

はちまきをしていたり、お揃いの白い服を着ていたり

すぐ、お店の方がキャンドルに火を


グラスシャンパーニュで乾杯

泡の美味しいシーズンになってきましたね~




桜チップで燻した自家製スモーク鯛

ビーツのエスプーマと菜園風 キャビア飾り


夏日、涼しげなものをいただきたくて・・

嬉しい一品

ビーツのエスプーマは 三角の角の三つのピンクのものです

エスプーマというより ピュレみたいな感じ




パスティス香る魚介のスープ

烏賊とイカ墨のクルトンを添えて


このスープも爽やかでした

アニスの香が少しする、スパイシーなスープは こんな暑い日はいただきやすい

板状のクルトンは スプーンで パキパキ割って スープに落します

その上にのった烏賊が 柔らかく新鮮で美味でした




鹿児島県産 自然牛フィレ肉のロティ

芳醇な赤ワインソースと季節野菜


ロティは オーブンで焼く、という意味と

ローストしたお肉料理を総称でそう呼ぶこともあります

厚みのある味わい深いお肉でした

サシが多くないほうが 好きなので 嬉しい

カリフォルニアのジンファンデルといただきました




グラスに飾ったフルーツのジュレに パッションフルーツのグラニテを添えて

夏日には嬉しいデザート

初夏を感じます



小菓子をいただいたころは もう 外は真っ暗


ついつい 主婦業が増えてしまっている連休、

嬉しいリフレッシュでした

きものは 次のブログで

おばんざい食堂ひとつのおさら~京都ごはん~

マリコさんのお能の発表会会場をあとに、
マサヨさんオススメのお昼
丸太町駅から徒歩3分ほど、
おばんざい食堂ひとつのおさら→

京都の家庭的なおばんざい料理、普段着のお食事です
つくり手が分かる食材を使う、「食の安全」にこだわるお店、
いえいえ、こだわりはもっとたくさん・・・


私がいただいたランチは 白イカのヅケ丼 これで 1200円+税なり

ヅケ丼、新玉葱とお揚げのお味噌汁、

小松菜の和え物、出汁巻玉子、こんにゃくのピリ辛煮

ヘルシーでしょ



のれんをくぐると・・


奥のお座敷は 大きな一枚板テーブルの掘りごたつ

きものには ありがたい


カウンターは天然目の一枚板 4.5Mですって




織部石灯籠
竿の部分にアルファベットを組み合わせた記号が刻印さえており、
マリア灯籠などとも言われる歴史ある灯籠




おくどさん

美味しいご飯が炊けますよ~湯気がふわ~ん



同じメニューなんだけれど

ひじきの煮物がついてるマサヨさん→



ね、私のはこんにゃく煮 上のマサヨさんのは ひじき煮になってます~

リノベーションした町家が心地よい、
ゆったりした時間と風がふくお店です
観光のかたのお昼にも オススメ

お能の発表会でのきもの

4月29日はもう夏日でした
単衣(ひとえ・6月9月用と言われる裏地の無いきもの)
にするか迷ったのですが
能楽堂は神聖な場所ですし・・と 袷(あわせ)に


弓月さんでいただいた、御召(おめし)の訪問着です


徳川11代将軍が好んでお召しになったことから、呼ばれるようになった御召。

「御召縮緬」(おめしちりめん)が正式名称の、先練りの織物。

つまり 先に糸に色をつけてから、織って仕上げるきものですね。

控えめな凸凹のある美しいい生地は、光の屈折によって表現が変わり、深みのある色合いを出してくれます。

今の「西陣御召」と言われる生地は 「西陣で作られた織りのきもの」広い意味で使われるようになりました。

各メーカーさんがそれぞれ工夫を凝らし 独自のノウハウで作っていらっしゃいます。

弓月さんは 糸を練るところから自社でされるこだわり、

着心地の良い御召です



右肩 背中の模様です 生地を織る段階で 一緒に織られたとは思えない精巧さですね



しわが寄っていてごめんなさい・・着用後すぐの写真です

腰から下にかけての織模様です


長じゅばんは 杉達さんでお染いただいたもの

帯揚げは母よりのピンクのグラデーション、しぼがたっぷりのお生地のもの

帯締めは 道明さん

帯は 織楽浅野さん 銀糸が効いてます



この日もコートで出かけました

マサヨさんが お手軽で美味しいお昼処をご紹介くださったので 

明日のブログで

お能の発表会でのきもの

4月29日はもう夏日でした
単衣(ひとえ・6月9月用と言われる裏地の無いきもの)
にするか迷ったのですが
能楽堂は神聖な場所ですし・・と 袷(あわせ)に


弓月さんでいただいた、御召(おめし)の訪問着です


徳川11代将軍が好んでお召しになったことから、呼ばれるようになった御召。

「御召縮緬」(おめしちりめん)が正式名称の、先練りの織物。

つまり 先に糸に色をつけてから、織って仕上げるきものですね。

控えめな凸凹のある美しいい生地は、光の屈折によって表現が変わり、深みのある色合いを出してくれます。

今の「西陣御召」と言われる生地は 「西陣で作られた織りのきもの」広い意味で使われるようになりました。

各メーカーさんがそれぞれ工夫を凝らし 独自のノウハウで作っていらっしゃいます。

弓月さんは 糸を練るところから自社でされるこだわり、

着心地の良い御召です



右肩 背中の模様です 生地を織る段階で 一緒に織られたとは思えない精巧さですね



しわが寄っていてごめんなさい・・着用後すぐの写真です

腰から下にかけての織模様です


長じゅばんは 杉達さんでお染いただいたもの

帯揚げは母よりのピンクのグラデーション、しぼがたっぷりのお生地のもの

帯締めは 道明さん

帯は 織楽浅野さん 銀糸が効いてます



この日もコートで出かけました

マサヨさんが お手軽で美味しいお昼処をご紹介くださったので 

明日のブログで

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