祇園MAVO~京都の新しいフレンチ~①

2014年の夏、
小田原より京都・祇園へいらした西村さんご夫妻、
素敵なお二人の満を持した
京都をコンセプトにしたフレンチです
MAVO マヴォ とお読みするそう





コースは お薄から始まります

寒い日、胃にすっと入る、美味しいお薄

ひとりひとり違うお茶碗で出してくださいますよ

まだ女子大生(後輩さんでした)だけれど、あなどるなかれ、とてもお茶に詳しい女性が点ててくださいます


お店の場所は 

「八坂南門から浜作さんを越えて、ほんの少し 舞風館ってホテルお願いします」

って、タクシーに言えば連れてってもらえます

そのホテルの1階にありますよ

地下鉄四条駅や阪急河原町駅、京阪祇園四条駅からも がんばれば歩けます

お腹を空かせるのにちょうどいい距離かも



いつも通り シャンパーニュのグラスで乾杯



小寒のこの日、

”始まりはたまご”でスタートしました

エスプーマ(泡ちゃんのことね^^)の下には
卵黄のコンフィ、イクラが入り、

魚醤のエスプーマと混ぜ混ぜしていただきます

卵黄は とろとろなので すべてがねっとり感につつまれて さらに美味




サヴニエール・レ・ヴュー・クロ 2011

シュナンブランで作られたビオワイン

ユニークな前菜なので、面白みのあるワインを合わせてくださった・・と思います

2011とまだ若い、蒼いと思うなかれ

それゆえの面白さがあるワインでしたよ

グジェールバーガー

手作りのイノシシ肉の生ハムを挟んだバーガーです

ピンチョス(スペインの手軽な前菜、フィンガーフード)をイメージしてあるのでしょう

スペイン風オムレツ(と言うには とても上品だけれど)が添えてあるユニークさ





サンセール地方のワイン・・

フランス ロワール川に添った、

「白い土地」と呼ばれるくらい貝殻を含む土壌でのワイン・・

ミネラル分が多い土壌から作られるので このワインが出ると、

「あ、次は 海のもの」と気づく方も多いはず

葡萄はソーヴィニヨンブラン

で、ドジな私は・・一口飲んで「プイィ・フュメ?」と 言った・・

サンセールって目の前に書いてあるのに・・


間に パンの写メが入っちゃいました とっても美味しくて 

3個いただいたかたも

いらっしゃいましたよ~

牡蛎と鯖

広島の牡蛎と 確か福井の鯖

とにかく燻製の鯖が美味しい
HAJIMEなどで このように花を使う盛り付けが流行ったけれど
おそらくフレンチ好きは それに飽きてきている・・(ワタシだけ??)ので

色とりどりにしなくていいよ、と個人的には思いました

それくらい、この鯖には パワーがあります

鯖とそれに合うお野菜だけで 勝負できる



才能ある若いシェフ、まだ これから 素晴らしく変化していかれるだろうなあ・・と

大変失礼な言い方だけれど(私の方が年上だからいい、ということにさせてくださいね)

のびしろを とても感じるお料理

落ち着いたマダムが シェフを支えていらっしゃる、

微笑ましいご夫婦です

次はフォアグラから・・

明日に続きます~





洛陽織物さんの袋帯

「とっても気に入って パーティや結婚式で活躍してくれそう」と話した帯がこちら↓↓↓
洛陽織物さんの手織りの帯です

届いた状態でお写真しました

この部分は タレ、つまり お太鼓になる部分です

右がお太鼓の下に垂れる部分ですね


西陣織 洛陽織物

明治31年(1899)、創業。

三代にわたる西陣織の老舗です。

京都府より100年以上の企業として「京の老舗」の表彰を受けています。

創業以来、品質重視の本格派の帯作りで確固たる地位を築いてきましたが、

最近では現代感覚のおしゃれ帯やきものもてがけ好評を得ています。

また、創業以来の町家作りの本社屋が昨今脚光をあび、

京都市より「歴史的意匠建造物」の指定を受けています。


こちらが 先日いただいた道明さんの帯締め

昨日のブログはこちら→



合わせて購入したわけではなかったので、

初めて乗せてみます

「帯は見ていないけれど その気に入った帯にぜひ合わせてみてね」と

おっしゃっていただいたので

これでは わかりにくいですね

正面からの帯を巻く位置に乗せてみますね


こんな感じになりました

なんとも華やか・・・少し派手かしら・・・

でも、違和感なくなじんでいますね
あり、だと思われますか??

道明 帯締め 桃山

今月は 誕生月です
大好きな道明の帯締めをプレゼントにいただきました
先日、京都伊勢丹に道明さんがいらしていた時に 買っておいてくださったとか

(道明さんの帯締め、
京都では 高島屋さん、伊勢丹さんが置いていらっしゃいますが、
あまり数がなく なかなか選べません
きもの好きは 大丸さん、高島屋さん、伊勢丹さんの催事にトコトコ)



道明

笹波組 帯締め 銘 桃山


七色の矢羽根は 魔除けの矢羽根、

19、33の厄をよけて通るというおめでたい紐です。

成人式、婚礼のおよばれなど、晴れやかな席に相応しいお品。


笹波組とは 帯締めの種類で V字型の矢羽根模様が特徴です。

組み目が寄せ返す小波を思わせることから この呼び名がついたそう。




きもの好きさんは 一度は聞いたことがる帯締め屋さん、道明

東京・上野の老舗です

創業1652年、

冠(ゆるぎ)だけでも100色あるそう

少し敷居の高いお店ですが、

とにかく親切に この帯にはこれが合う、と納得いくまでアドバイスくださいますよ

実は この帯締め、

「とても大好きになりそうな帯を買った」

と私がつぶやいて

それを先方が聞いて、それに合わせていただいたもの

「ちょっとしたパーティや結婚式には十分対応できる帯なの」

と言った私の一言を

道明さんに伝えて 選んでいただいたのが

この”桃山”だったそうなんです


色も形もどんな織かも知らず帯締めを選ぶことになった道明のおじちゃま、

果たして その帯に乗せて見たらどうなったか・・

明日、アップさせていただきます~

晒よし飴~宮城仙台銘菓~

それは 一昨日のことでした
宮城・仙台から 敬愛するA姉さまがいらしてくださったんです
お土産にいただいたのがこちら
晒よし飴(さらしよしあめ)→ 


(玉澤さんのウェブより記載します)


霊峰 蔵王の峯々がまっ白に冬の粧いを整える頃、

菓子職人の手作業による 銘菓「晒よし飴」の製造がはじまります。

(さらしよしあめ)

古より受け継がれた父子相伝となる製造の業は、今日においても日々の天候を見ながら
晩秋から早春の間続けられ、

やがて本格的な春の訪れとともに終了いたします。


頑なに気候と対話して作り上げる「晒よし飴」は 奥州・仙台の歴史を奏でる風雅な香りと甘露が流れる玉澤自慢の逸品でございます。


奥州・仙台の”軽やかな口どけ”を心ゆくまでお楽しみください。


手作業による製造のため、製品のお届けまでに、お時間を頂戴する場合もございます。

この旨、何卒ご了承ください。


冬季限定商品10月~翌年4月


(転載ここまで)




高さ 22~23センチくらいの、しっかりした箱に入っています
とにかく繊細な飴なので 工夫されているんですね



箱を開けると この筒缶

この大きさで 中缶だそうです(300gと記載がありました)



いよいよ蓋をあけると・・・いつもの らくがんの粉

この中に 飴ちゃんが 埋まっているのです



粉をよけると すぐ、飴に出会えます



実は 晒よし飴は 初めていただきました
今まで 何度か口にしたことがあったのは こちら、同じ 玉澤さんの
「霜ばしら」


この二つを並べると
大きさが 違いますね
上が晒よし飴です

「霜ばしら」と「晒よし飴」の違いは・・・?
(ウェブを転載します)

「晒よし飴」の原型となった駄菓子は 江戸時代・仙台藩家中において創製されたもので、
以来、平成の世となりました現代まで、父子相伝の製菓技法は一貫して守られ続けております。

対する「霜ばしら」は
大正~昭和の折、上記の「晒よし飴」の製菓技法へお客様の時代嗜好の要求に合わせた
⦅くちどけ と 大きさ⦆
を製造工程で見直した結果、新たに創製されました飴菓子でございます。

「晒よし飴」と「霜ばしら」の1個あたりの大きさを比較しますと
「晒よし飴」が2まわり程大きいサイズとなり、また、お召しあがりの際のくちどけ具合もサイズに比例しておりますので、
味わいも異なってまいります。

仙台藩62万石の古風なイメージを放つ一回り大きな「晒よし飴」、
対してより現代的に調整された一口大の「霜ばしら」おご理解いただきますと
それぞれの菓子の特徴が判断いただけるでしょうか。
両製品ともお客さまよりご好評をいただいておりますが
⦅くちどけ と 大きさ⦆
がそれぞれ異なるため、
お召しあがる方の好みによってご支持がわかれるようです。

(転載ここまで)

一口いただいて、本当に驚きました
「霜ばしら」と全然違う
人の味覚は繊細ですね
砂糖と水飴だけで作られた飴でも 大きさによって くちどけによって 違うお菓子のようです

「霜ばしら」は 
本当に霜ばしらのように口の中でさらっと とけます
薄いですし、上品な感じ・・
砂糖だけの風味ではない、別な風味も感じます

「晒よし飴」は
舌触りに ちゃんと砂糖の甘みが残ります
上質な砂糖の甘みは なんとも懐かしく でも、やっぱり さらっと とけますよ~ 
江戸時代からの製法、現代に合わせた製法、
ぜひ どちらも お楽しみいただきたいです

私は・・「晒よし飴」の懐かしいお砂糖のもつ上品な甘みに 魅かれました

舞妓 佳つ扇(かつせん)ちゃん

京都 伊右衛門カフェで 佳つ扇(かつせん)ちゃんとお茶
至福の時でございます~

まだ、17歳の佳つ扇ちゃんは 祇園甲部の舞妓ちゃん

長野から京都へ、頑張っています

あの名だたる芸妓さん・佳つ乃さんの後輩さんにあたり、
名前を見て 良く佳つ乃さんのことを聞かれることもあるとか


ああ、お写真がぼけてしまって ごめんなさい

かんざしの話、ぽっちり(帯留)の話、

長野のお蕎麦の話やライフサイクルの話・・
娘より年下の 可愛らしいお人形のような佳つ扇ちゃん、
何を話そうか、どぎまぎ


そんな私の今日のいでたち・・

千總さんの訪問着、象牙色に ぼかしが入り、刺繍の千鳥が飛びます

帯は 


先日もご紹介したばかり、北村登喜男さんのおしどりの帯


 


きものの地紋といいますか、お生地には雲流、

ぼかしはグレーと藤色、

その上に 千鳥の刺繍 さらに、菱の刺繍で囲んであります

パッと見はわかりにくいですが、なかなか凝った作品


帯締めは 呉服北浦さんのお品、

帯揚げは 岩田呉服さんでのものです

舞妓ちゃんと上手に話せるアラフィフになろうと決意の睦月

舞妓 佳つ扇(かつせん)ちゃん

京都 伊右衛門カフェで 佳つ扇(かつせん)ちゃんとお茶
至福の時でございます~

まだ、17歳の佳つ扇ちゃんは 祇園甲部の舞妓ちゃん

長野から京都へ、頑張っています

あの名だたる芸妓さん・佳つ乃さんの後輩さんにあたり、
名前を見て 良く佳つ乃さんのことを聞かれることもあるとか


ああ、お写真がぼけてしまって ごめんなさい

かんざしの話、ぽっちり(帯留)の話、

長野のお蕎麦の話やライフサイクルの話・・
娘より年下の 可愛らしいお人形のような佳つ扇ちゃん、
何を話そうか、どぎまぎ


そんな私の今日のいでたち・・

千總さんの訪問着、象牙色に ぼかしが入り、刺繍の千鳥が飛びます

帯は 


先日もご紹介したばかり、北村登喜男さんのおしどりの帯


 


きものの地紋といいますか、お生地には雲流、

ぼかしはグレーと藤色、

その上に 千鳥の刺繍 さらに、菱の刺繍で囲んであります

パッと見はわかりにくいですが、なかなか凝った作品


帯締めは 呉服北浦さんのお品、

帯揚げは 岩田呉服さんでのものです

舞妓ちゃんと上手に話せるアラフィフになろうと決意の睦月

お正月飾り 根引き松

ホテルグランヴィア京都に飾ってあるお正月のお飾りです



(掲載文そのまま)

お正月飾り 根引き松


根引き松(ねひきまつ)とは 根がついていることで 枯れることなく成長し続けるという

神道(しんみち)の「根こじのさかき」「根ひきのさかき」

と同じ意味を持ち、

紙が降臨するたための依りしろをあらわすものです。

根曳き(ねひき)の門松とは、もともと正月に貴族が野原に出て小松の苗木を引き抜き靖樹に飾った

「小松曳き」「若松ひき」

の行事から起こったものです。


(掲載文ここまで)




良い一年になりますように・・
昔から 人は願い続けてきたんですね


SAKURA ニューオータニ大阪

ニューオータニ大阪の18階にて
お夕飯
よく聞かれるのが、
京都と大阪、どちらが性に合いますか

お教室のある高槻は、
大阪まで15分、
京都まで14分、
ちょうど真ん中に位置します
この日のように、
大阪のニューオータニで、と言われれば、
すぐ出られる、
京都で、と言われても 慣れていて 割とすぐ



よく、
きものをされているから、京都が馴染んでらっしゃいますよね~
と言われます
でも、大阪もなかなか良いところ


昔が懐かしくなるようなクラシカルなフレンチは
大阪の充実にはかないません
え、食べ物??
食文化の違いがあるから、とっても幸せ、三都物語
お野菜のテリーヌにマスカルポーネチーズが添えてあったり、



正統派オニオングラタンスープもたまらない
祖母を思い出す
私には19でなくした祖母がいます
一つ、悔やんでも悔やみきれないことがあって、
なのに そのまま 弱って逝ってしまったの
鏡台に祖母のお写真を置いているくらいに、まだ 思い続けています




そんな祖母に食べさせてあげたい洋は
やっぱり大阪が多いかな
もちろん、神戸もステキなんだけど、
私自身がイナカモノなので
行くぞ~と気合を入れて行くところが まだあり



この日は ワイン片手に
経済のお勉強
雑談のつもりで お話しされるんだろうけれど、
学ぶことだらけ

帰宅して 鏡台の祖母の写真に 軽く報告
慌てて出かけて、鏡台の上が散らばってて、
いつも反省
私も年を取って
身内も年を重ねて、
だから 健康の話をたくさん聞くようになりました
親戚のそんな話が出ると、
祖母の写真の出番
向き合って、勝手に話す私
明るく食事するって、とっても大切だけど、
しんみりする夜もある
できることをしよう

染色家吉岡幸雄展でのきもの

この日、他にお祝い事があったので、

弓月さんのお召の付下げ訪問着
羽田登喜男さんの織の帯
帯揚げは 唐織 白地から次第に黄緑のグラデーション
帯締めは 呉服北浦さんでいただいた、とても細い糸で織られたもの

珍しく時計をしています・・・黒い皮のベルト、オメガのアンティーク
フェイスが小さいので きものにも合います



京都駅隣接、JR京都伊勢丹の中にある美術館 駅へ

染色家 吉岡幸雄展が開催されています

吉岡幸雄さんは 京都「染司よしおか」5代目。

植物から色を汲み出す「植物染」による日本伝統色の再現に取り組む染色家さんです。

自然に存在する草木花の中から美しい色彩を引き出して絹や麻、木綿、和紙などの素材を染めるお仕事、

季節の細やかな変化や移ろいに自ずと敏感になるとおっしゃっています。
薬師寺、奈良東大寺、岩清水八幡宮など古社寺の伝統的な行事にもかかわっていらっしゃいました。

今回は

たくさんのかさね式目、

和紙の造り花、伎楽衣装、

一年のはじまりから 暦を見るように 春夏秋冬と日本の移り変わり、彩りを感じることができる展示になっており、わかりやすい美しい楽しめるものになっています。




一日外出してからの夜なので、きものともども疲れております・・失礼いたします


お太鼓柄 もう一つの用がお祝いごとだったので

おしどりが 美しいですよね

この地色、とても使いやすい、締めやすい帯です



いつもの道行着です

京都は 時雨れる時間があり、歩いていると 少しハラハラ

傘を持ち歩いたほうがいいのかしら

染色家吉岡幸雄展でのきもの

この日、他にお祝い事があったので、

弓月さんのお召の付下げ訪問着
羽田登喜男さんの織の帯
帯揚げは 唐織 白地から次第に黄緑のグラデーション
帯締めは 呉服北浦さんでいただいた、とても細い糸で織られたもの

珍しく時計をしています・・・黒い皮のベルト、オメガのアンティーク
フェイスが小さいので きものにも合います



京都駅隣接、JR京都伊勢丹の中にある美術館 駅へ

染色家 吉岡幸雄展が開催されています

吉岡幸雄さんは 京都「染司よしおか」5代目。

植物から色を汲み出す「植物染」による日本伝統色の再現に取り組む染色家さんです。

自然に存在する草木花の中から美しい色彩を引き出して絹や麻、木綿、和紙などの素材を染めるお仕事、

季節の細やかな変化や移ろいに自ずと敏感になるとおっしゃっています。
薬師寺、奈良東大寺、岩清水八幡宮など古社寺の伝統的な行事にもかかわっていらっしゃいました。

今回は

たくさんのかさね式目、

和紙の造り花、伎楽衣装、

一年のはじまりから 暦を見るように 春夏秋冬と日本の移り変わり、彩りを感じることができる展示になっており、わかりやすい美しい楽しめるものになっています。




一日外出してからの夜なので、きものともども疲れております・・失礼いたします


お太鼓柄 もう一つの用がお祝いごとだったので

おしどりが 美しいですよね

この地色、とても使いやすい、締めやすい帯です



いつもの道行着です

京都は 時雨れる時間があり、歩いていると 少しハラハラ

傘を持ち歩いたほうがいいのかしら

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